世界は環境問題をどう見ているか(61)

 

61 Tesla says new Superchargers let drivers fill up faster, 75 miles of charge in 5 minutes

テスラは75マイル(121km)分を5分で急速充電できるスーパー充電装置を発表した

 

 今回は、環境にいい車として注目されている電気自動車に関する話題です。各社が開発にしのぎを削っており、性能も上がっているようです。電気自動車の場合は、そのランニングコスト(燃費だけでなくバッテリーの寿命と価格も含めて)以外に、航続距離、充電の速さ、そして配置されている充電スタンドの数なども重要です。テスラ社は急速充電できる充電器V3スーパーチャージャを開発し、これから各所へ広めていくようです。出典は米国Yahooです。

 

https://www.yahoo.com/news/tesla-says-superchargers-let-drivers-122300973.html

 

2019.3.7

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<本文要約>

テスラ社から充電器V3スーパーチャージャがデビューした。それは長距離電気自動車モデル3が、5分の充電で75マイル(121km)走れるというものである。テスラ社のイーロン・マスク氏は、理想的な状況ならこの車で1時間の充電で1,000マイル(1,613km)走れるとも言っている。

水曜日の夜、フレモント工場にてV3は公開された。ブログによれば、既に充電施設が各所に設置されているため利便性も高いことも誇らしげに記載されていた。曰く「テスラは12,000基以上のスーパーチャージャを北米、ヨーロッパ、そしてアジアに配置し、その数を日に日に増やしている。米国民の99%以上がそのネットワークにカバーされており、2019年末にはヨーロッパも同様にカバーしていくことにしている。そして最近、それは中国の90%以上の人口をカバーするようになったし、さらにその数を急速に増やしている。」

そのV3スーパーチャージャは液冷ケーブルを特徴としており、より速く仮想燃料タンクを満たすことができる(つまり、より短時間で充電を完了できる)。しかし、テスラはその12,000基の充電設備を通じてより多くの電気自動車が毎日のように走り回れるようになる。

  

<コメント紹介>

コメントは全部で169件でした。そのうち6件を紹介します。

 

「この進歩はいいね。でもV2だってガソリン車と同じくらい長距離走行には良かったからね。私はモデル3で2,300マイルもの周遊旅行をしたよ、以前自分がガソリン車で行った時と同じようにね。もうこれで自分はガソリン車を二度と買わないだろうね。」

 

「その充電ステーションで使われる電気の元は何だよ。化石燃料じゃないのか?」

 

「75マイルでは、まだ足りないね。普通の車なら5分の燃料補給で300マイル以上走るからね。5分で300マイル以上走るなら、売れるだろうね」

 

「でもその急速充電器を使える箇所はそんなに多くないよ。そしてバッテリーは性能ダウンしたそうだし。100%フル充電できるわけでもない。私に言わせれば、まだ多くの課題があるね。でもこれまで聞いた中では最高の部類に入るかな。」

 

「少ない充電時間でより良い燃費が実現できると言ってる皆さんに言いたい、コストの違いを見てみなよ。俺はテスラを買わないよ、まだ今はかなり高価だからね。そしてバッテリーに充電するためのコストは、ガソリンをタンクに満たすことに比べたら比較にならないほど高つくからね。」

 

「僕は大型トラックで4日間かけて国を横断しているよ、テスラにそれが出来るかな。」

 

 

<所感>

 電気自動車だけでなく充電のためのインフラ整備も着々と進められているようです。コメントを見る限り、今回の件を歓迎する人も居ますが、まだまだ批判的な見方をしている方もいらっしゃいます。でもこれは期待の裏返しとも言えるでしょう。

 日本では日産のリーフが有名で、数年間の実績があります。ホンダは2019年後半に新型の電気自動車『ホンダe(イー)』の生産を開始するようです。トヨタエコカーとしてはハイブリッド車が主力のようですが、電気自動車も小型のものを一部で生産販売しているようです。

 日本車には頑張ってほしいです。テスラに負けないように。